価格差の理由を原料から説明
「高いのには理由がある?」それとも「安くても同じ?」原料から正直に解説します
アルガンオイルは、価格差がとても大きいオイルです。
数千円のものもあれば、同じ容量で倍以上するものもあります。
「中身は同じオイルなのに、なぜこんなに違うの?」
結論から言うと、価格差の理由は、ほとんどが“原料の時点”で決まります。
この記事では、高いアルガンオイルと安いアルガンオイルの違いを、宣伝ではなく、原料・製法・品質管理の視点から、できるだけ分かりやすく説明します。
価格差の正体は「原料の質」と「歩留まり」
アルガンオイルは、アルガンの実から採れる希少なオイルです。
同じ「アルガンオイル」と書いてあっても、原料の扱い方で品質もコストも大きく変わります。
高いアルガンオイルは、原料選別と搾油の段階で“落とす”量が多い傾向があります。
見た目が悪い実、状態の悪い種、香りが弱いものは使わない。
その結果、最終的に使える原料が減り、コストは上がります。
一方で安いアルガンオイルは、選別を簡略化し、歩留まりを優先することで価格を下げられます。
同じ量を作りやすい反面、香りや肌なじみ、安定性に差が出ることがあります。
違い① 原料の「実」と「種」をどこまで選ぶか
価格差は「オイルを搾る前」から始まっています。
高いアルガンオイルは、アルガンの実を状態ごとにきちんと見極め、未熟・過熟・傷みのある実は最初から外すことが多いです。
安いアルガンオイルは、選別工程を短縮しやすいため、結果として香りや色、ロットごとのばらつきが出やすくなります。
違い② 搾油方法と「温度管理」
アルガンオイルは、搾るときの温度が品質に影響します。
高いアルガンオイルは、温度上昇を抑えながら搾油し、酸化や劣化を防ぐための管理が細かい傾向があります。
一方で大量生産や効率優先の工程では、作業スピードを上げるために温度が上がりやすく、香りや使用感、安定性に影響が出る場合があります。
違い③ 精製の有無と「肌へのやさしさ」
アルガンオイルには、未精製と精製があります。
未精製は、アルガン本来の成分が残りやすく、香りや色が出やすい一方、原料が悪いと刺激につながることがあります。
精製は、においや色を抑えやすく、使いやすい反面、精製の度合いによっては「アルガンらしさ」が薄く感じることがあります。
ここで大切なのは、未精製か精製かよりも、原料が良いか、工程がきちんとしているかです。
違い④ 酸化対策と「鮮度」
高いアルガンオイルは、酸化させないための工夫にコストをかけています。
- 遮光ボトルを使う
- 充填環境を整える
- ロット管理をきちんと行う
- 保管・輸送の温度や期間を管理する
安いアルガンオイルは、ここが省略されやすく、結果として「開けたときの香りが強い」「ベタつきやすい」「肌に合わない」と感じる原因になることがあります。
違い⑤ 第三者認証や工場管理
高いアルガンオイルは、工場の衛生管理や品質管理にコストがかかります。
さらに第三者認証(オーガニック認証など)を取得・維持している場合、費用は上がります。
こうした見えない部分は、使う側からは分かりにくいですが、肌につけるものだからこそ大切な差になりやすいポイントです。
安いアルガンオイルが全部ダメという話ではありません
誤解してほしくないのは、安いものがすべて悪いわけではないということです。
ただし、価格が安いほど、どこかの工程でコストを削っている可能性が高くなります。
乾燥が強い、敏感肌、肌がゆらぎやすい人ほど、価格ではなく「原料と管理体制」が明確なものを選ぶ方が失敗が少なくなります。
失敗しにくいアルガンオイルの選び方
- 成分表示がシンプル(例:アルガニアスピノサ核油のみ)
- 遮光ボトルで販売されている
- 搾油・製造の情報がきちんと開示されている
- ロット管理や品質管理について説明がある
- 香りや色の違いを「個体差」としてきちんと説明している
結論:価格差は「原料の扱い方」と「工程の誠実さ」で決まる
高いアルガンオイルと安いアルガンオイルの決定的な違いは、ブランド名でも、宣伝でもなく、原料の時点でどれだけ丁寧に向き合っているかです。
オイルは、肌に触れるもの。
だからこそ、価格だけで判断せず、背景が見えるものを選ぶ。
それが、肌にとっても、長く使い続ける上でも、いちばん確実な選び方です。





