エビデンスで見るアルガンオイル:閉経後女性の肌弾力に関する臨床研究
アルガンオイルはモロッコ原産の植物油で、古くから食用や美容用途で利用されてきました。近年では、その皮膚への影響についても科学的な研究が行われています。
ここでは、閉経後女性を対象に行われたアルガンオイルと皮膚弾力に関する臨床研究を紹介します。
研究の概要
モロッコで行われたこの研究では、閉経後女性60名を対象に、アルガンオイルの摂取および外用が皮膚の弾力性に与える影響が調査されました。
- 対象:閉経後女性 60名
- 研究期間:60日
- 摂取量:1日25mlのアルガンオイル
- 評価項目:皮膚弾力(Cutometer測定)
研究結果
研究の結果、アルガンオイルを摂取し、さらに皮膚に塗布したグループでは、皮膚弾力に関する複数の指標で改善が観察されました。
特に皮膚の弾力性に関するパラメータにおいて統計的に有意な変化が報告されました。
研究者は、アルガンオイルに含まれる脂肪酸やトコフェロール(ビタミンE)などの成分が皮膚状態に影響を与える可能性を示唆しています。
なぜアルガンオイルが研究対象になるのか
アルガンオイルには以下のような成分が含まれています。
- オレイン酸
- リノール酸
- トコフェロール(ビタミンE)
- ポリフェノール
- 植物ステロール
これらの成分は皮膚のバリア機能や酸化ストレスに関係する可能性があるとして、さまざまな研究の対象になっています。
論文情報
Argan Oil and Skin Elasticity in Postmenopausal Women
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24305429/
研究結果の理解について
この研究はアルガンオイルと皮膚状態の関連を示唆するものですが、医薬品のような治療効果を示すものではありません。
ただし、ヒトを対象とした臨床研究として、アルガンオイルの皮膚研究の一例として紹介されています。



