ウチワサボテンは、外側はとげのある果実ですが、内部は甘いという特徴を持つ果実です。ウチワサボテンのルーツは、メキシコ原産で、地中海地域やマグリブ地域でもその暖かく乾燥した気候が発展に適しているためよく知られています。
モロッコのベルベル女性たちはすでに、この果実から抽出されるオイルを使用して、太陽や風から肌を守るために広く利用しています。
ウチワサボテンオイルは肌や髪に効果があることから、化粧品分野で徐々に認知されてきています。
ウチワサボテンは、巻き毛や乾燥、ダメージを受けた髪のケアに最適な成分として注目されています。
ウチワサボテンを髪に使う理由は?
抗酸化効果
ウチワサボテンはビタミンEが豊富で、髪の細胞の新生を助け、髪の成長を促進し、外部からのダメージから髪を守る効果があります。
鎮静効果
ウチワサボテンにはオメガ3が含まれており、敏感で刺激を受けやすい、乾燥した頭皮に適しています。
オメガ3には炎症を抑える効果があり、刺激を和らげる助けとなります。
保湿効果
ウチワサボテンは、髪の保湿に最適です。この果実は80%が水分であり、髪に必要な水分を供給します。
皮脂調整効果
ウチワサボテンは、にきびになりやすい肌や皮脂の分泌が多い頭皮に適しています。
ウチワサボテンの皮脂調整効果と中性のpHにより、皮脂の過剰分泌を自然に調整します。
ウチワサボテンオイルが適している髪のタイプは?
ドライヘア
乾燥や栄養不足に悩む髪には、ウチワサボテンやウチワサボテンオイルを使用したトリートメントが最適です。
特に、癖がきつく、乾燥しやすい髪には、100%天然の方法で髪に活力を取り戻すために、ウチワサボテンをヘアケアルーチンに取り入れることを強くおすすめします。
フケが出やすい髪
ビタミンEが豊富なウチワサボテンは、フケが出やすい髪にとても効果的です。ウチワサボテンオイルは、頭皮の水分バランスを取り戻し、乾燥フケの出現を減少させるのに役立ちます。
オイリーヘア
オイリーヘアにもウチワサボテンオイルを使用することは可能です。実際、髪に輝きを与える一方で、髪を重くすることなく、またオイリーにすることなくケアできます。逆に、その皮脂の分泌を調整する効果により、頭皮は清潔に保たれます。
髪の脱毛・薄毛
ウチワサボテンの種からのオイルは、細胞の新生を促進し、髪の成長をサポートし、髪の老化を遅らせる抗酸化性の脂肪酸を含むことで、髪を強化します。
これらの成分は、髪の強さを増し、髪の脱毛を減少させます。
ウチワサボテンオイルのヘアケア方法
保湿トリートメントとして
- シャンプーで髪を洗った後、タオルで軽く水分を取り、ウチワサボテンオイルを適量手に取ります。
- 髪の中間から毛先にかけてオイルを塗布します。
- 30分から1時間程度放置し、その後シャンプーとコンディショナーで洗い流します
スカルプトリートメントとして
- 指の腹でオイルを頭皮にマッサージすることで、血行を良くし、栄養成分を頭皮に浸透させます。
- 30分から1時間放置した後、シャンプーで洗い流します。
毎日のスタイリングとして
- シャワー後、または朝のスタイリング時に少量のオイルを指先にとり、髪の毛先や乾燥しやすい部分に軽く塗布します。
髪に自然な輝きを与え、乾燥やダメージから保護します。
プリシャンプートリートメントとして
- シャンプー前の夜や、シャンプーする数時間前に、髪全体にウチワサボテンオイルを塗布します。
- 頭皮から毛先までしっかりとオイルをなじませ、ラップやタオルで髪を包みます。
- この状態で数時間または一晩放置し、次の日にシャンプーで洗い流します。
フケや頭皮の問題に対して
- ウチワサボテンオイルを直接頭皮に塗布し、マッサージして栄養成分を浸透させます。
- 定期的にこのトリートメントを行うことで、頭皮の健康を保つことができます。
ウチワサボテンオイルは非常に濃縮されているため、使用する際は少量から始め、髪や頭皮の状態に応じて量を調整してください。