アルガンオイルは新鮮なほうが効果が高い?その理由を解説
美容オイルを選ぶとき、「アルガンオイルは新鮮なほうが効果が高いの?」と疑問に思ったことはありませんか。
結論からいうと、搾油や充填から時間があまり経っておらず、適切な環境で保管されたアルガンオイルほど、本来の品質を保っている可能性が高いと考えられます。
ただし、新しいアルガンオイルと古いアルガンオイルを肌に使用して、美容効果を直接比較した十分な臨床研究があるわけではありません。そのため、「新鮮であれば必ず効果が高い」と断定するのではなく、酸化が少ないオイルほど、アルガンオイル本来の成分、香り、色、使用感が保たれやすいと理解するのが適切です。
この記事のポイント
- アルガンオイルは、光・熱・酸素によって少しずつ酸化する
- 酸化すると、香りや色、肌なじみなどが変化することがある
- 新鮮さだけでなく、搾油方法、充填時期、容器、保管環境も重要
- 開封後は適切に保管し、できるだけ早めに使い切る
アルガンオイルの「新鮮」とは?
アルガンオイルの新鮮さは、単に製造年月日が新しいかどうかだけでは判断できません。
一般的には、次のような条件がそろっているオイルほど、良好な品質を保ちやすいと考えられます。
- 採取したアルガンの実を適切に管理している
- 良質なアルガンの仁を使用している
- 温度管理された環境で搾油している
- 搾油後のオイルを光、熱、酸素から守っている
- 瓶詰め後、長期間倉庫で保管されていない
- 遮光性や密閉性のある容器に充填されている
搾油したばかりでも、透明な容器に入れて高温の場所に置かれていれば、品質は低下しやすくなります。一方、搾油から多少時間が経っていても、光や酸素を避けて適切に保管されていれば、品質を比較的良好に維持できます。
つまり、アルガンオイルを選ぶ際は、「いつ搾ったか」だけでなく、「搾った後にどのように管理されてきたか」も確認することが大切です。
アルガンオイルは時間とともに酸化する
アルガンオイルの主成分は、オレイン酸やリノール酸などの脂肪酸です。特にリノール酸のような不飽和脂肪酸は、美容オイルを構成する大切な成分である一方、光、熱、酸素などの影響を受けると酸化が進みます。
アルガンオイルには、天然の抗酸化成分であるトコフェロールも含まれています。そのため、植物オイルの中では比較的酸化に耐える性質を持っていますが、まったく酸化しないわけではありません。
オイルは搾油されたあと、空気中の酸素に触れた時点から少しずつ変化していきます。特に開封後は、ボトルの中に空気が入るため、保管方法によって品質に差が生じます。
酸化すると何が変わる?
1.香りが変化する
化粧品用の高品質なアルガンオイルは、通常、強い香りを持つものではありません。未焙煎の仁から搾ったアルガンオイルには、原料由来の穏やかな香りがあります。
酸化が進むと、油特有の古いにおいや、クレヨン、粘土、塗料などを思わせるにおいが感じられることがあります。購入時とは明らかに異なるにおいがする場合は、使用を控えたほうが安心です。
2.色が変化することがある
アルガンオイルの色は、原料、収穫時期、ろ過方法などによって多少異なります。もともとの色の違いだけで品質の良し悪しを判断することはできません。
ただし、保存中に色が著しく濃くなったり、濁りや沈殿など購入時にはなかった変化が現れたりした場合は、品質が変化している可能性があります。
3.肌なじみや使用感が変化する
新鮮で品質の良いアルガンオイルは、比較的さらりとしており、肌に伸ばしやすいことが特徴です。
酸化や品質劣化が進んだオイルは、以前より重く感じたり、べたつきや不快な油っぽさを感じたりすることがあります。ただし、使用感は気温や塗布量、肌の状態によっても変わるため、使用感だけで酸化を断定することはできません。
4.アルガンオイル本来の品質を保ちにくくなる
油脂の酸化が進むと、過酸化物などの酸化生成物が生じます。また、保存条件によっては、トコフェロールなどの成分も時間とともに減少する可能性があります。
そのため、美容目的で使用するのであれば、長期間保管されたオイルよりも、酸化を抑えながら適切に製造・保管されたアルガンオイルを選ぶことが重要です。
「賞味期限・使用期限が長い=新鮮」とは限らない
商品の使用期限が長く設定されていても、それだけで搾りたてに近い新鮮なオイルであるとは限りません。
使用期限は、未開封の状態で定められた保存条件を守った場合に、品質を維持できると考えられる期間です。搾油日や瓶詰め日とは異なります。
たとえば、海外で大量に瓶詰めされたアルガンオイルが、現地倉庫、輸送倉庫、日本国内の倉庫などで長期間保管された後に販売されるケースもあります。
アルガンオイルの鮮度を重視する場合は、次の点を確認してみましょう。
- 原料から搾油までをどこで行っているか
- 搾油方法が明確に説明されているか
- 瓶詰めの時期や在庫管理について説明されているか
- 輸入後、国内で長期間保管されていないか
- 品質検査や製造管理の基準が公開されているか
大量に瓶詰めして保管すると酸化しやすい?
アルガンオイルを小さなボトルに充填すると、容器の中にはオイルとともに空気が入ります。瓶詰めされた状態で長期間保管すると、オイルが容器内の酸素や、容器を通して入る光・熱の影響を受ける可能性があります。
また、容量の少ないボトルほど、オイルの量に対する空気の割合が大きくなる場合があります。
そのため、搾油後のオイルを適切な大容量容器で厳重に保管し、必要な分だけを定期的に充填する方法は、瓶詰め後の保管期間を短くするうえで理にかなっています。
ただし、大容量容器であれば自動的に高品質になるわけではありません。容器の材質、温度、遮光、密閉性、衛生管理などを含めた総合的な品質管理が必要です。
ネクタロームがアルガンオイルの鮮度を大切にする理由
ネクタロームでは、モロッコの自社工場でアルガンの仁からオイルを搾油し、品質を管理しています。
搾油したオイルをすべて一度に小さな商品ボトルへ充填するのではなく、大きな容器で光や空気の影響を抑えながら管理し、必要に応じて商品ボトルへ充填しています。
日本国内に大量の完成品を長期間保管するのではなく、在庫を必要最小限にし、モロッコから空輸便で輸入することを基本としています。
これは、単に使用期限の長い商品をお届けするためではありません。アルガンオイル本来の香り、色、なめらかな使用感を、できる限り良好な状態でお届けするためです。
アルガンオイルの品質を守る容器
遮光性のある容器
光は植物オイルの酸化を促す原因のひとつです。そのため、透明なボトルよりも、褐色や濃色など遮光性のある容器のほうが、光の影響を抑えやすくなります。
透明なボトルに入った商品を使用する場合は、箱の中や戸棚など、直射日光や室内照明が長時間当たらない場所で保管しましょう。
空気に触れにくいポンプ容器
広口の瓶は、ふたを開けるたびにオイル全体が空気に触れやすくなります。また、指を直接入れる容器では、衛生面にも注意が必要です。
ポンプ式の容器は、必要な量だけを取り出せるため、オイルが空気や手指に触れる機会を抑えやすくなります。
ただし、ポンプ容器であっても完全に酸素を遮断できるわけではないため、保管場所と使用期間には注意しましょう。
開封後のアルガンオイルを新鮮に保つ方法
- 直射日光を避ける
窓辺や日光の当たる棚には置かず、暗く涼しい場所で保管します。 - 高温になる場所を避ける
暖房器具の近く、夏場の車内、浴室など、温度が高くなりやすい場所は避けましょう。 - 使用後はすぐにふたを閉める
空気に触れる時間をできるだけ短くします。 - 清潔な状態で使用する
容器の口やポンプ部分を汚れた手で触らないようにします。 - 大容量を長期間使い続けない
使用頻度に合った容量を選び、開封後はできるだけ早めに使い切りましょう。 - 急激な温度変化を避ける
日常的に冷蔵庫へ入れたり出したりすると、容器内に結露が生じる可能性があります。通常は冷暗所で保管します。
アルガンオイルは冷蔵庫に入れたほうがよい?
一般的な家庭で毎日使用するアルガンオイルは、必ずしも冷蔵庫に入れる必要はありません。直射日光や高温多湿を避けた、涼しく暗い場所で保管してください。
冷蔵庫に入れると、低温によってオイルが濁ったり、部分的に固まったりすることがあります。これは脂肪酸の性質による場合があり、必ずしも品質劣化を意味するものではありません。
ただし、冷蔵庫から頻繁に出し入れすると温度差が生じます。毎日使用する場合は、室温が極端に高くならない冷暗所での保管が扱いやすいでしょう。
新鮮なアルガンオイルの見分け方
購入前にアルガンオイルの鮮度を完全に見分けることは困難ですが、次のような情報を公開しているブランドを選ぶと安心です。
- 製造元や原産国が明確である
- 搾油方法や製造工程を説明している
- 化粧品用の未焙煎アルガンオイルである
- 原料の保管方法や品質管理について説明している
- 遮光性と密閉性を考慮した容器を使用している
- 極端に安い理由や流通経路が不明ではない
- 販売店が適切に在庫を管理している
また、「オーガニック認証があるから新鮮」「コールドプレスだから絶対に酸化していない」とは限りません。
認証、搾油方法、原料品質、充填時期、容器、輸送、保管方法を総合的に確認することが大切です。
よくある質問
古くなったアルガンオイルは肌に使えますか?
使用期限内であっても、購入時とは異なる強いにおい、著しい変色、粘り、刺激などを感じた場合は、顔や身体への使用を中止してください。使用期限を過ぎた商品や、保管状態が不明な商品も使用しないことをおすすめします。
開封後はどのくらいで使い切ればよいですか?
商品に記載された使用方法や使用期限を優先してください。一般的には、開封後は保管環境に注意しながら、できるだけ早めに使い切ることが大切です。毎日のスキンケアやヘアケアに使用し、長期間放置しないようにしましょう。
においがあるアルガンオイルは酸化していますか?
アルガンオイルには原料由来の香りがあるため、においがあるだけで酸化しているとは判断できません。ただし、購入時にはなかった古い油のようなにおいや、クレヨン、塗料などを思わせる不快なにおいへ変化した場合は、酸化している可能性があります。
無臭のアルガンオイルのほうが高品質ですか?
無臭であることと品質の高さは同じではありません。脱臭や精製によって香りを取り除いた商品もあります。一方、未精製の化粧品用アルガンオイルには、原料由来の穏やかな香りが残ることがあります。香りの強弱だけでなく、製造方法や品質管理を確認しましょう。
色が濃いアルガンオイルのほうが成分が多いですか?
原料、収穫時期、搾油方法、ろ過方法などによって色は変わります。色が濃いから美容成分が多い、薄いから品質が低いとは一概にいえません。食用の焙煎アルガンオイルは色や香りが強くなることがありますが、顔や髪には化粧品用として製造された商品を選びましょう。
まとめ|アルガンオイルは鮮度と品質管理で選ぶ
アルガンオイルは、新鮮であるという理由だけで、美容効果が必ず高くなると断定できるものではありません。
しかし、植物オイルは時間の経過とともに少しずつ酸化します。搾油や充填からの期間が短く、光、熱、酸素を避けて適切に管理されたアルガンオイルほど、本来の香り、色、使用感、成分構成を保ちやすいと考えられます。
アルガンオイルを選ぶときは、次の点を確認しましょう。
- 原料と搾油方法
- 搾油後の保管方法
- 瓶詰めの時期と在庫期間
- 遮光性と密閉性のある容器
- 輸送中と販売店での品質管理
「使用期限が残っているか」だけではなく、搾油からお客様の手元に届くまで、どのように品質が守られてきたか。
それが、アルガンオイル本来の品質を実感するための大切なポイントです。
※本記事は化粧品原料および植物オイルの一般的な性質について解説したものです。化粧品の使用感には個人差があり、特定の疾病の治療や改善を目的とするものではありません。肌に異常が生じた場合は使用を中止してください。
迷ったらまずはこちら。世界中で選ばれているアルガンオイルです。
少量でもしっかり伸びるので、コスパも良く長く使えます。










